学会2日目。

やましろ教授

2010年09月23日 21:35

今日は朝8時開始のモーニングセミナーから
プロテオミクスの話題でしたが、会場は一番小さな部屋で、、
なのに参加者は30人ほど。。
もうトレンドではなく、一部のマニアックな集まりなんですかね?

I研のT先生の講演でした。
やはり、プロテオミクス解析からのバイオマーカーの実用化が話題のようです。
マーカーの
探索→検証→機能解析→多検体による臨床検証→実用化

の流れのようですが、やっぱり探索はしてもその後が続かないと、、、
この辺りは制度的な背景も影響しているなと感じました。
大学院生の卒論では臨床検証までやるのは時間かかりますからね、、
ポスドクも然り。。 短期間で成果を出さなければいけない現代ではなかなか難しのかもしれません。

時代は定量化のようです。
iTRAQや2DICAL。。 帰ってから復習ですね。

バイオマーカー探索では血中の蛋白質が主な対象となりますが
ここんとこの検出感度が重要なようです。
分析計の進歩は著しいですから。。
もはや南西あやしい研究所で行われている実験系は化石ですな。
質量分析の教えを乞うたPRNのI氏もいあまやベンチャー倒産ですし。。

誰でも同定できる時代。。 そして網羅的からフォーカスへ。


ランチョンセミナーはイルミナのシークエンサーの講演を聞いて参りました。。
肝心のお弁当は、、





うまい。。

演者はR研のN先生でしたが、最後の質問でどっかの外科医が、、
?先生:「私ら外科医の立場からすると、肝癌組織で細胞活性度80%以上を確保するのは無理だと思いますが、どうやって選んでるんですか?」

N先生:「HE染色もしくは、目視です。」「病理の先生にも確認してもらっています」

?先生:「目視でわかるわけないでしょ。サンプル調達にもっと気を配って下さい」

N先生:「。。。。。」


明らかにムッとした様子。。このやりとりには笑えました。
N先生の心の中は

「臨床医が実験に口出しすんじゃねえよ」

とでも言ってるようでした。あらあら。。

午後もいろいろと見聞し。。修了。。
夕方には学会の総会? 癌研究のミーティングなるものがあったのですが、これに関しては言いたい事が多々ありますので、この次にでも。

明日で学会も修了。
飛行機の関係があるので午後には会場を後にしなければいけません。


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