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2010年12月10日

けらちんこ。

学位審査まであと•••4日

昨日、完成した発表用スライドを教授に送ったので
明日には返事がもらえそう。。
ほとんど作り直しだったりして(笑)


発表内容を少しばかり。

研究テーマは
『皮膚扁平上皮癌における浸潤•転移のメカニズムの解明』 です。

名前だけは凄そうでしょ(笑)

けらちんこ。




皮膚癌の中でも、浸潤性の扁平上皮癌、非浸潤性の表皮内癌をあわせると
扁平上皮癌の割合は、45.3%と、非常に頻度の高い癌だわけ。

特に沖縄は、紫外線が強いことや高齢者が多いこともあり、患者さんが多いんだよね。
高齢者に多いってのはつまり、生きてる間、日光(紫外線)を浴びてるからね。

『おばぁーの顔、シミだらけさー』
なんて、セリフどこかで聞いたことあるのでは??


そうそう、紫外線を浴びると(紫外線だけじゃないけど)、それがシミになり、
ジワジワと癌になるわけよ。(実際にはシミが癌になるわけではないですが汗

皮膚の一番上、つまり表皮の構造は

けらちんこ。



こうなってます。
紫外線を浴びると、表皮から癌細胞が発生してきます。
表皮の中だけで癌が広がると、表皮内癌といって、浸潤したり、転移したりはしないわけ。
それが、だんだん大きくなって
表皮基底膜をつきやぶって、下の方にグングンすすんでいくと

これを浸潤という。

浸潤性の扁平上皮癌になるわけよ。放っておくと、転移するから要注意コレ!
表皮内癌、浸潤性の扁平上皮癌でも早期のうちは、手術で取っちゃえば完全に治ります。。


だけども、進んじゃって転移しちゃうと
グーーーーんと、生存率が落ちるわけよ。 つまり、ヤバイわけ。
なんでも早期発見よキョロキョロ

そんで、その浸潤する前の腫瘍と浸潤した後の腫瘍の違いがわかれば•••
浸潤させなくすることもできるんじゃないか?
もしくは、表皮内癌で、大丈夫って言われた人でも要注意!!って言えるんじゃないか?
 ってのが、私の研究内容です。


結果は•••

表皮内癌と浸潤性の扁平上皮癌の違いをみつけたわけGOOD
しかも、浸潤しない細胞に、その『違い』を植え付けてやると
浸潤するようになっちゃうわけよ。

これ、発見でしょ。

そればっかりか、『違い』のある人たちは、転移する可能性も高かったびっくり!!


だから、気ーーーつけなさい怒り

何に?(笑)




ま、そんなこんなで4日後です。
何を聞かれても大丈夫なように、準備しないとねGOOD


何事も、『準備』で全てが決まります。







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Posted by やましろ教授 at 16:24│Comments(0)ぼやき
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